まいねる見聞録

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女性声優の結婚、熱愛発覚について考える

 日々女性声優のケツを追っかけ回してる声豚くんたちにとって女性声優の結婚発表や熱愛発覚はできることなら見たくない現実であり毎年定期的に起こる悲劇である。2019年末のアイマス声優結婚ラッシュに阿鼻叫喚し、小澤亜季がヒゲドライバーの童貞を奪った?と噂され、花澤香菜大坪由佳、もういいよ…と悲しんだことも記憶に新しいことだろう。私も三森すずこの結婚には立ち直れなかったがオカダカズチカの身体を見て絶望してしまったことだ。

 

 長い前置きはここまでにして2021年夏のトピックは鬼頭明里だ。ブレンドS、わたてん、リステなどさまざまな人気作に出演し、この頃は鬼滅ブレイクで地上波バラエティの常連にすらなりつつあった人気女性声優である彼女の突然の熱愛報道にオタク達の動揺は隠しきれず、私の身の回りでは声豚達が100人以上集結し2日間にわたりスペース会議を開いたほどである。そしてこうした動揺は過去にも何度となく起こってきた。国府田マリ子豊崎愛生阿澄佳奈におけるそれはもはや伝説となって結婚する女性声優が現れるたびに引っ張り出されてくるほどだ。と、また少し脱線してきたので段落を変えて本題に入る。

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鬼頭明里さん、本人Twitterより引用

 

 今回はこの鬼頭明里問題について近年の女性声優市場の傾向を踏まえつつ考えていきたい。まず声優とは一般にアニメのキャラへの声あて、海外ドラマの吹き替え、各種テレビ番組でのナレーション、所謂天の声などを務めてきた。本来ならビジュアルはあまり重視されない職業である。しかしいつからか女性に限らず男性も含めた声優全体的な流れとして顔出ししてメディアに登場することが珍しくなくなって久しい。これがいつからなのかについて論じるのは今回の主題ではないので控えておくが、この顔出しが一般化された状態が続いている今、若い声優のアイドル的な売り出し方が増えつつある。そしてこれが近年の声優人気に拍車をかけていると思われる。そしてこれはアイドルアニメの流行と時期を同じくしている気がしてならない。声優は声のプロであり、さまざまな声を用いてキャラクターを演じ分けるに留まらず歌唱においてもその声の技能の発揮は広がった。とにかく声優は歌が上手い。90年代にはもう歌を武器にした声優が単独ライブを開催するほどまでになってはいたが現在ほどの人気を獲得するのはもっと後の話である。そして00年代のオタク文化の流行とともに声優の役割は大きく広まっていくこととなり、10年代のラブライブ!アイマスの流行から現在に至るまでその流れはとどまることを知らず右肩上がりに伸び続けているというのが現在の状況であるとみている。

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↑明里、嘘だよな??

 

 そうした情勢の中で声優人気は高まり、声優自身に大きな人気が集まるようになったのだからアイドル的な売り出し方がされるのも至極当然だ。今では声優の写真集なんてものは珍しくない。そしてアイドル声優のファンも大きく増加する。そこで問題となるのがアイドル声優の恋愛、結婚である。アイドル的な売り出し方をしているとはいえ本職は声優であるから本職アイドルのような恋愛禁止の不文律は存在しない。一方で我々声豚達の中での暗黙の了解として30歳を迎えるまでに恋愛沙汰や結婚話が浮上することはご法度であり大きな裏切り行為であるという認識がある。お前のものじゃないしそんな約束してないのだからとは言わないでくれ。それは我々も分かってはいるがファンあってのアイドルなのだ、アイドル声優も同じである。アイドル声優からしてもファンの期待に反する真似はできないだろう。しかしこの人はアイドル声優だがこの人は違う、そういう基準はどこに存在するのかと言うとそんなものはどこにもない。ファン、声優本人、事務所等の認識が食い違う場合もままある。アイドル要素を強めに売り出している場合はそうした齟齬は起きないが、アイドル要素を強く売り出しているわけではないのにアイドル的な人気を獲得している場合もある。ここでは齟齬が起きる可能性がある。

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ラブライブ!虹ヶ咲スクールアイドル同好会の近江彼方としての鬼頭

 

 そこで鬼頭明里さんについて考えてみよう。鬼頭明里さんは今年で27歳を迎える。人気アニメでの活躍からバラエティにも進出しつつあり、ラブライブ!声優としても活躍しライブにも出演、ソロ歌手デビューもしており単独公演も行っている。さあ彼女はアイドル声優ですか?と言われると100%の自信を持ってアイドルだとは言いにくい。彼女の人気は抜群の顔の良さ、スタイルの良さ、声の良さ、歌の上手さと、全ての要素が一様に優れているが故だ。そのためこの点をもってしてアイドルだとかそうではないとは言いにくい。一つ一つを見ていくと、ソロ歌手としての楽曲は決してアイドル曲というよりかはアーティストっぽさが強い。比較して考えると小倉唯さんの楽曲はアイドル要素が強いよね。なので鬼頭は違うと言われても仕方ない。また、写真集では脱いでいない!アイドルなら水着にならなくては!!伊藤美来さんは売れてもめっちゃ脱いでるのに…。アーティスト楽曲に水着のない写真集、これではアイドルとは呼びにくい。しかし顔とスタイルと声が良い、これはアイドル的人気を獲得するための絶対条件だ。そしてラブライブ!声優である。アイドルアニメを演じ、リアルライブにもアイドルキャラクターとして出演しているのだからアイドルとして見てもおかしくはない。ラブライブ!以外にもRe:ステージ!にも出演しているし出演作をもってしてアイドル要素が多分に含まれると主張することはできるだろう。しかしあくまでも仕事として演じているだけでありそこと本人とは別物ではないかと言うこともできてしまう。そう、だからこそ齟齬が起きてしまうのだ。声優側が私はアイドルを演じるが私自身はアイドルではないと思っていても、ファンからしてみればアイドルとして舞台に上がった以上お前はアイドルだと思う可能性も十分あり得るのだ。楠木ともりさん、あなたもですよ?しかしここでいくらアイドル声優について定義、考察したところでファン達の認識と声優側の認識の齟齬をすり合わせることはできない。そのため私の中での一番の譲歩案として提示しているのが、恋愛や結婚を禁止する権限は我々にはないので30歳を迎える前にそういうことをしていたとしても大きく咎めはしない、でも、絶対に世間にバレるなよと、絶対に週刊誌の類に見つかるなよということだ。ただそれだけでいい。そこが最大の譲歩だ。世間に知られさえしなければ我々は何も知らないでブヒブヒ推していられるのだ。

 ここまで譲歩してはいるが、30歳になったらすぐ結婚していいとかそういうわけじゃないからな?我々にもタイミングってものがあるんですよ、そこを見極めていただいて、ああもうこれは発表してもそんなにダメージなさそうってタイミングで発表してください。南條愛乃さん、明坂聡美さん、そろそろ結婚してください、あなた方が結婚を発表してくれるのを心待ちにしていますから。そう、この場合ならダメージは少ないしむしろ祝福できる。それを一番最悪なタイミングで世間にバレちゃったのが鬼頭明里なのだ。まだ30歳を迎えるには時間のある26歳、これからもっともっと売れていこうというタイミングだし、我々からの人気も最高潮に達しようという、そんな状況下でバレてしまったのだから当然我々は怒り心頭である。裏切られた、、という思いがまず強い。そしてなんでそんなバレるような軽率な行動を取るんだ、バレなきゃ俺たちはまだ幸せだったのに、という怒りが込み上げてくる。そしてなんでそんなつまらない嘘をつくんだという怒りだ。自分の部屋の合鍵を渡すほどの仲の異性がどうして友達なんだ??違うよな??なんで嘘をつくんだ??ところでのちの報道で相手の保住はどうもオラオラ系でいろんな女に手を出そうとする女癖の悪いタイプらしいということが知られた。ここから推察するに鬼頭明里は保住に入れ込んでいるが保住からしたらキープ候補だったのかもしれない。文春砲の記事を見ても推察できる。鬼頭明里は保住を今はまだ友達と言ったが保住はこれからもずっと友達としている。なあ、、女癖の悪い男に引っかかっておれらを幻滅させてどうするんだよ明里?確実にお前の時代が来るなって、そんな確信めいた推測すらしていたのに、どうして??

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↑文春の取材に応じる鬼頭、保住

 

 この騒動でファンクラブ会員は激減しているらしい。それもそうだろう、傷モノを相手にしているほど我々は甘くない。鬼頭明里に男がいたことそのものに対しての幻滅ではない、いい歳していて美人なんだ、男がいて不思議ではない。我々が幻滅しているのは売れっこ声優鬼頭明里に男がいてそれをはっきりと撮られてしまったことに幻滅しているのだ。これからピークを迎えようというときにこんな軽率なミスでキャリアをぐらつかせてしまうほどバカな女だとは思ってなかったよ、自分の影響力を分かってなかったんですかね?

 

 さよなら明里、ぼくはもうあなたの声を聴いてもなにも響いてこない、あんなに好きなキャラでもこの報道の件が頭をよぎってしまうから。