まいねる見聞録

趣味の話をします

2022秋アニメ総評

明けましてニューイヤー、といいつつももう1月も終わってしまったが秋アニメの視聴が終わり総括へ、各所から薦められた水星の魔女は結局観てません、チェンソーマンも。それでもなんだかんだで13本視聴完了したので許してください。

 

 

 

夫婦以上、恋人未満。

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本当に素晴らしい!!恋愛物でこんなに興奮絶叫したのは久しぶりだ、王道ではありつつもベタになりがちな恋愛要素が夫婦実習制度という強制的にペアを組まされ同棲させられる新概念の中で上手く料理されて非常に素晴らしい恋愛アニメになっていた。正直導入が完璧で瞬間風速は完全にぼざろを超えていたし両ヒロインとも好みドンピシャで甲乙付け難く終盤は常に悶え苦しむ羽目になった。世間的にはぼざろ覇権のこのクールであるが私個人としてはふうこい一強でした。

 

 

 

ぼっち・ざ・ろっく!

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正直こんな超話題作になるとは思ってもなかった、まさしく今年は明日ちゃん、着せ恋に始まりぼざろで終わるCloverWorks覇権の年であっただろう。描写、演出どれをとっても隙がなくほとんど完璧と言っていい仕上がりで文句のつけようがなかった。ただのきらら系萌アニメと侮っては怪我をする、そういうアニメでした。喜多ちゃんがかわいい。全話完走後も繰り返し観たくなるアニメです。アジカンファンは全員観た方がいい、サブタイは1話除いて全てアジカンの曲からなので。

 

 

 

Do It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-

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DIYとは実質的には日曜大工とほぼ同義であると言っていい。日曜大工同様木工作業が主であるがDIYは木工以外のあらゆる作業を自分でやることを指す。本作は自分でなんでもいろいろ作ってみようのDIYの精神性を基に仲間で集って一つのものを作り上げていく楽しさについて描かれている。最初のうちはほーんと眺めていたが、回を重ねるごとに気がついたら夢中になって視聴していた素晴らしいアニメだったので全人類視聴マストです。

 


恋愛フロップス

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唐突にハーレム始まってバカエロハーレムアニメになったかと思いきや…クソデカい物語がそこにはあった。笑いあり涙ありの素晴らしい物語だったのでみんな観てほしい。また、過去の名作から多くのパロディ、オマージュが登場しており未来の科学技術進化に関する表現と過去の名作からの引用が上手くマッチしていて見ものです。

 

 

 

アキバ冥途戦争

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見始めて開始10秒でなんで???って叫んでいた、そこからは作品世界に終始圧倒されながら気がついたら完走してしまっていた、そんなアニメでした。メイドと冥土をかけて任侠映画要素を多分に取り込んだ結果、メイド×ヤクザの本当にわけの分からないコンボが完成しこの迷作を生み出していた。みんな観てください。

 

 

 

悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました

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はめフラで悪役令嬢ものに脚光が当たっているのでこのジャンルは漁る価値があると視聴へ。悪役令嬢もののテンプレは以下である。自身が乙女ゲー世界に転生した悪役令嬢であることを知り、破滅フラグを防ぐため各攻略キャラのルート等に介入し物語の改変を狙う。今作も基本的にこのテンプレに沿って進むが段階に沿って謎が明らかとなる構成で最終章直前に真のラスボスが明らかとなる仕組みはなかなか面白い、有力男性声優が惜しみなく使われていて毎話非常に楽しむことができた良作。

 

 

 

4人はそれぞれウソをつく

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仲良しJC4人組にはそれぞれ身分を偽装する理由があり、お互いウソをつき合ってる状態というお話、ギャグコメディとしてもなかなか面白く、展開も安心して観ることができたなかなかの良作。各人がそれぞれの身分偽装について向き合う場面もありなかなか見もの、オチも含めて予想通りではあるが予定調和的で安心感ある作品だった。

 


不徳のギルド

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いわゆるエロアニメ、森に潜む魔物を定期的に狩るガードなる職業を生業とするキクルとその弟子の女性キャラ達によるエロギャグコメディ。エロアニメとしての完成度が高く一生ニタつきながら見ていられる一方でシリアスパートのバトルシーンの迫真さも素晴らしくて単なるエロアニメかと思いきや普通にアニメとしての完成度が高かった。トキシッコが本当にエッチです。

 

 

 

うる星やつら

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どうやら1クールでは終わらず2クール以上で進める模様だがとりあえず1クール分の放送が終わったのでとりあえずここにまとめる。びっくりするほど原作準拠で旧版アニメのようなオリジナル要素は基本的に省かれているのが特徴。また、キャスト陣は旧版アニメの声優をリスペクトしているのかかなり寄せに行った演技だった。あの時代のアニメを今の声優が演じるとしたら?の想像が捗る出来栄えだった。新規層を取り込むというよりかつての原作読者を喜ばせる作りと言っていいだろう。

 

 

 

SPY×FAMILY

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序盤に比べて話の本質に迫るような話が少なくなり日常回的な要素が増えてしまったのが残念、本質回だけなら今季トップクラスのポテンシャルは備えていただけにジャンプアニメにありがちなダラダラ長く続ける路線に移行してしまうのはもったいない気がする。

 

 


新米錬金術師の店舗経営

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よくあるなろう系だが、毎クール一本はこういうのあると安心するよねって感じの出来。春クールで言えばRPG不動産とかと同じ位置付けになるアニメ。どっちにも出てる木野日菜さんはそういうアニメ専門声優???萌女要素多めで展開の起伏も激しくないちょうどいい作業用アニメなのでオススメです。諏訪ななかさんがアニメに出てタイアップ曲を歌っていて本当に嬉しい、ちゃんと仕事貰えてたんだね。

 

 

 

勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う

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典型的ななろう系の作りで、何もないとされていた主人公が最強種の美少女と出会い仲間を増やしチート的なパワーを手に入れるという流れ。仲間となる美少女に田中美海指出毬亜がいるというなら観ない手はない、その他にも和氣あず未大久保瑠美高野麻里佳がいるとなるならそれだけで観る価値がある。ご飯食いながら観たり作業用に流すには最適。

 

 

異世界おじさん

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本来夏アニメとして放送されたこのアニメだが制作陣がコロナにかかるなどで制作が終わらず秋まで放送休止して秋アニメとしてリスタートしたこの作品、しかし最終回だけまだ制作が終わっておらず未だ完結せず…(2023年2月現在、冬アニメももう中盤なんですが…)とりあえず12話までの総評をします。20年近く植物状態だった叔父が目を覚ました、親戚一同誰も引き取らないので仕方なく迎えに行った甥に叔父は異世界にいた時の話をし出す。どうやら嘘じゃないらしいと甥は叔父を引き取ることにというお話。おじさん役が子安武人なのが本当に素晴らしい、子安の飄々とした声がおじさんにマッチしていて良かった。異世界時代の昔話をしていくというストーリー構成ではあるが昔のゲームとりわけセガサターンに関する作者の知識を感じさせ、25年くらい前のオタク達の実態がおじさんを通して語られていた点が興味をそそった。私はセガサターンの本体すら見たことないが(中古屋でもなかなか見かけないし)。

 

 

夏アニメ枠

継母の連れ子が元カノだった

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配信で見るからリアタイせんでええやろって流してたらdアニメは有料レンタルのみで大泣き、秋クール途中に配信解禁されたことで遅れて視聴。タイトル通り元恋人が自分の親の再婚相手の子供同士だったというところから始まるラブコメ。1話のエロで誘っておきながらそれ以降あまりエロシーンがなかったことと日高里菜のヒロイン役があまり刺さらなかったがラブコメとしては及第点の出来、個人的にはこっち観るくらいならひげひろ観た方がいいと思う。

 

 

未視聴

チェンソーマン、水星の魔女、不滅のあなたへ(2期も20話あるらしいので2期終盤に差し掛かったらまとめて観る予定)、ヤマノススメ(こちらは3期まで視聴完了したので近日中に視聴予定)、宇崎etc.

 

切ったやつ

農民関連(つまらん、作業用にすらならん)、虫かぶり姫(上田麗奈の声以外見所感じず)

2022夏アニメ総評

夏アニメがとうの昔に終わり秋アニメが佳境に入りつつある12月まで投稿が遅れたがここに夏アニメ16本の総括をさせていただきます。(異世界おじさんは度重なる放送延期で秋アニメとして総括する予定)

 

メイドインアビス 烈日の黄金郷

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文句なしの神、2022年ベストアニメーションと言っても良いくらい、これ超えるアニメもうないだろ。2期をやると聞いてさすがに向き合うべきだと1期、映画と続けて観たけど本当にこれは人類が観ていいものじゃない、終始助けてくれと願いながら観てしまった。映画まで観てまだ観てないやつ、バカです早く観なさい、1期すら観てないやつ生きてる価値ありません早く観て価値を取り戻してください。

 


リコリスリコイル

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銃×美少女×百合=素晴らしい、徹底的にこの図式の証明にだけこだわった名アニメーション。表向きは喫茶店で裏では銃社会というコンセプトもシティーハンターやキャッツアイのような往年の名作を感じさせて本当に良かった。リコリコに出会えて良かった。後半以降設定部分の雑さが云々の言及そこそこあったけど、個人的には見せたいものがはっきりしてる以上他はいらないわけでたきなの細かい過去も真島がなぜアナーキストなのかもリコリスっていう枠組についてもぶっちゃけ何の説明もいらないんですよね。いろんな考察とかしないで楽しむアニメとしては良い出来だった。

 


シャドーハウス 2nd season

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2期もアツい!!シャドーハウスの仕組みを理解してきたケイトとエミリコたちのアツい2期の物語を是非その目で観てほしい、1期から通しで観るとさらに面白いと思う。原作未読者のためにネタバレは避けておきます。なので余計なことは考えずにアニメを全部視聴しましょう。

 

 

 

よふかしのうた

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世界観の提示が上手い、それに尽きる。これで一気に物語へ引き込まれた。思春期の初めての夜ふかし、初めての深夜の外の風景、それが絶妙な色彩で描かれていつも昼間見ている外の日常が夜の非日常へと変化したことが一目で分かるような光景として描かれており一瞬で物語に魅了されてしまった。後半の吸血鬼になるならないの選択を迫られる場面は現実逃避としてやってきた夜の世界で思春期のあやふやな感覚の中自分自身の進むべき道を選択して現実と向き合わなければならない場所としての夜の姿に感じられ非常に良かったと思う。

 

 

 

邪神ちゃんドロップキックX

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安定の邪神ちゃんクオリティ、3期から毎話特に本編に影響しないところで初音ミクが出てくるおまけ付きで懐かしのネタからインターネットミームに至るまであらゆるパロディが散りばめられていて今回も安心して何にも考えずに楽しむことができた。ただ3期決定以降大きく賑わせていたエキュートオーディションの盛り上がりの割にはエキュートの出番が少ない(原作でもまだ登場回数少ないとはいえ)こととふるさと納税コラボの地方巡業回が4回分もありちょっと多すぎかなぁと。2回分くらいまでなら特別編ぽくていいけど4回は長いね。

 


Engage Kiss

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コンセプトやテーマ、散りばめていった伏線は素晴らしかった、キサラみたいな女ガチで好みだしこういう役を演じさせたらやっぱり会沢紗弥はハマる。主人公のシュウのヒモ男っぷりもなかなか好みなので提示された要素はすごく刺さったし物語展開も正直11話までは覇権筆頭だった。ただ最後あれで終わりに持ってってええんか??第一のコンセプトがクズヒモ男を取り合う女達っていうものなのでそこに収まるのは分からんでもないけど、個人的にはそれは要素の一つであって終着地点ではなかったなぁって。

 


プリマドール

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Key復権へ向けての新作満を持して登場となるはずだったが、題材も良い、キャスティングも今をときめく人気若手女性声優で良しにもかかわらず今ひとつ話題性に欠けてしまった感が否めない。やはりKeyの良作は2クールアニメでないと…良いストーリー持ってきてるのだからもう少し尺を使ってじっくり視聴者の感情に訴えてきてほしかった、個人回では特に箒星の回は2、3話かけてやっていたら大泣きできた気がする。終盤の展開ももう少し時間があれば…とはいえ内容自体はとても良かったと思うし曲も良い、さすがに麻枝准折戸伸治だ。

 


ようこそ実力至上主義の教室へ2nd Season

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あのよう実がようやく2期へ、1期から続けて視聴したのでブランクもなくすんなり内容が頭に入ってきたが、1期ほどのインパクトには欠けていたような気はする。とはいえ面白さは健在でなんやかんやで毎週楽しみに視聴していた。2期は堀北より軽井沢がフォーカスされていてこういうキャラの竹達ボイスはやっぱり映えるんだよなぁ…と思わざるを得なかった。3期でついに1年生編が完結するらしい、原作では2年生編も続いているらしいので順次アニメ化されるようであれば視聴したい。

 

 

 

東京ミュウミュウにゅ〜

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あの東京ミュウミュウがリニューアルして帰ってきたと聞いて旧作視聴者は結構な盛り上がりを見せていたので未視聴ながら視聴することに。昔ながらのおれたちの好きだった女児アニメ展開に萌え萌えしつつ楽しめる展開で私は結構高めの評価をつけたが、旧作ファンからの評判は今ひとつで、盛り上がりも放送決定がピークでそれ以降尻すぼんでしまっていた。青山くん(CV.内田雄馬)と白銀(CV.中村悠一)が素晴らしくてとにかくトキメいてしまう良いアニメーションだとは思うが、最終的な評価は旧作と比べてから考えたいところ。

 


異世界薬局

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現代の薬学博士が異世界のテンプレエセ中世に転生、薬神の加護を受けた主人公が現代の薬学知識と薬神の加護を受けたチートプレイでエセ中世の医療発達に貢献していくお話。異世界転生もののテンプレートをなぞりつつも良い医療道徳アニメとしてなかなか見応えはあった。が、最後はやっぱり魔法チート系になってしまい最終回は魔法バトルでやや興醒めしてしまった。序盤から中盤にかけてあった平民ギルドから敵視されていた件をもう少し掘り下げて平民と貴族の乖離や対立を描く社会派路線に行っていたら高評価だった。

 


はたらく魔王さま2期

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1期はめちゃくちゃ面白かったんだが、、正直2期の存在感は非常に薄かった。1期では魔王と勇者の対立関係と魔王の労働、人間との触れ合いが絶妙な面白さを引き出していたが2期は魔王と勇者が馴れ合う場面が増えたり目的が合致してきたりシリアスなシーンが増えたりで1期までの面白さはなくなってしまっていた。

 

 

 

てっぺん!!!!!!!!!!!!!!!

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初手から意味不明さやカオスさだけで押し切ってきたお笑いアニメ、1話切りの予感もしていたがなんだかんだで気がついたら全話完走していた。最終回だけシリアステイスト混ぜてきたのは失敗だったと思う、11話までのカオスさだけで笑わせてくる感じがなくて物足りなかったが、そこ以外は軒並み良かった方だと思います。

 

 

 

Extreme Hearts

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未来世界を舞台にしたエクストリームスポーツもの。トライアスロンのように各種スポーツ(団体球技に限る)で勝敗をつけて勝つとステージで楽曲披露ができるという本当によく分からないぶっ飛んだ設定のアニメだったが、どういうわけか私の周りのアニメ博士達はこぞって絶賛していた。正直私はこの設定が全く受け入れられなかった上、超次元スポーツが苦手なのもあって終始低評価。萌えを推したいのか楽曲コンテンツとして推したいのかスポ根路線で推したいのかわからない上曲以外は中途半端に終始した気がしてならない。オタクが好きなものをとりあえず詰め込んだだけに見えてしまった。高評価できるのは昨今のアニメにしては珍しく楽曲披露シーンが手描きなところだけ。

 

 

 

金装のヴェルメイユ~崖っぷち魔術師は最強の厄災と魔法世界を突き進む~

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リリアが全裸になってた頃の序盤は展開もお色気も全部面白かったが、中盤でリリアが負けヒロイン確定して出番が減少して以降は段々と尻すぼんでしまっていた感が否めない。面白くないわけではないが正直単調になってしまっていた。リリア役の倉持若菜さんは今作で初めて名前を聞いた声優だがこれは結構化けそうな予感がしているので今後に期待したい。

 


咲う アルスノトリア すんっ!

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メインキャストがアイマス(ほぼデレ)有力声優陣で内容よりもその声を聴くことで楽しむ耳癒しアニメーション。正直言って内容はそんなに面白くないしちょくちょく挟まれる騎士パートがどう主要キャラ達のペンタグラムパートと交わることになるのか気になっていたが結局そんなことは起こらないまま終了、ゲームやらないとその辺分からない感じなのだろうか?とにかく久野美咲富田美憂、花井美春、松井恵理子、幸村恵理で耳の保養をしましょう。

 

 

 

ラブライブ!スーパースター‼︎2期

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本当にこの2期を通して何がしたかったのかさっぱり分からなかった。いたずらにメンバーだけ増やしたはいいが新メンバーの見どころも少なく、既存メンバーとの絡みもあまり面白いものにはなってない。正直ここまで酷い出来になるとは思ってなかった、良かったの4話と9話だけ、それ以外は本当に見るに堪えない出来だったと言わざるを得ない。3期での巻き返しはあるのだろうか。

2022春アニメ総括

7月に入り続々と夏アニメが放送を開始していますが私も春アニメを完走し終えたところなのでここにて総括をさせていただきます。今季は女児アニメ視聴を割とサボっていたので結構な本数を視聴できた、良作揃いだったのもあって15本も完走したのでまとめておきます。(かぐやさんは1期未視聴につきスルー)

 


であいもん

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であいもんほど最終回が来てほしくない、終わってほしくないと思ったアニメがあっただろうか、いやない。雪平一果の全てに魅了され、その一挙手一投足全てから目が離せなかった。京都の和菓子屋緑松を舞台に数々の人生が描かれた神アニメーション、登場人物全てが愛おしい。和は本当になんだか頼りのない人なんだけどああ、こういう奴がモテるんだなぁとしみじみ感じた理想の男です。和の元カノである佳乃子も本当に良い、そして美弦ちゃんも素晴らしいし一果含めたこの4人が揃ったときの関係性がですねえ…。ひとつひとつのセリフのやりとりの中から感じとられる関係性ってのが本当に絶妙で良かった。よくCLANNADは人生とはいうが、であいもんも種類こそ違うが人生アニメーションにふさわしい作品でした。今季最強の覇権アニメです。

 

 

 

阿波連さんははかれない

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めちゃくちゃ良かった、正直1話を観た時点では微妙そうだなって思ったんだけども2話から一気に化けた。ギャグコメディとしての面白さもさることながらちゃんと恋愛もしてくれて本当に良かったです。正直この手のアニメは関係性について曖昧にぼかしたままコメディして終わる傾向があったけどきちんと終盤に恋愛入ってくれて大満足でした。

 


ラブライブ!虹ヶ咲スクールアイドル同好会2期

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虹ヶ咲の2期!ついに来てしまったか、1期からもう一年以上経過してるんだなぁとひしひし感じさせられた2期は、主にスクフェス組が中心であるお台場近郊の他校との合同文化祭、追加キャラである栞子、嵐珠、ミアのR3BIRTH組のニジガクへの取り込みの2篇が織りなす形で構成された。合同文化祭をしたことが最後に上手く活きていく流れも良かったし、その流れに沿いつつR3BIRTH組を上手く取り込むことでスクスタ炎上から彼女たちを上手く救えた気がする。全体的に評価は高いけど1期ほどの強さはなかったかもしれない。虹ももうすぐ劇場版とかいう流れになっちゃったりするんですかねえ…。

 

 


乙女ゲー世界はモブには厳しい世界です

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転生先が生前にプレイしてた乙女ゲー世界、そこでの自分の立ち位置や振る舞いの仕方を主人公が理解してから一気に面白くなった。特に後半にかけてのオリヴィアの振る舞いが本当に素晴らしくて、ゲーム世界の主人公らしいムーブが本アニメ内でのメインヒロイン性の確立に買っていて良かった。市ノ瀬加那さんは昨年のひげひろのときから思ってるけど本当にこの先さらに伸びてくる女性声優だと思ってるので本作は本当にハマり役だった。

 


ヒロインたるもの!〜嫌われヒロインと内緒のお仕事〜

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おそらくメイン視聴ターゲットは女性な気はするが、とにかくめちゃくちゃ良かった。LIP×LIPやひよりの成長物語としても良いしその他の登場人物が必要な形で物語の中に介入してきていて伏線部の回収も非常によかった。物語の進行自体は王道的な感はあるがそれゆえの視聴者を惹き込む強さはあったし観てて楽しかった。HoneyWorksに魅せられるとは思ってもなかった。本作のキャラが出ている過去作品である告白実行委員会シリーズにも手を出してみようかな。

 

 

 

BIRDIE WING -Golf Girl’s Story-

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後半以降の物語構成がガチでアツすぎる、最初からこれだったらガチで覇権ねって感じ。生活のため裏世界で賭けゴルフで暮らしているイブと父母ともゴルフエリートのサラブレッド葵という同世代でありながら全く反対の2人がゴルフを通じて出会い、高め合えるライバルとなっていくというのが筋書き。最初から2クール構成にする予定だったのだろうからイブがガチのゴルフに向き合うまでの期間が長くとられたが、それが私の好きではないマフィア絡みの話だったので個人的にはそこが減点要素、ワンナウツの渡久地のようにサッと表世界への話に移行できていたら満点の出来だったと思う。2期からはゲキアツバトルしかないだろうから非常に楽しみ。

 

 

 

パリピ孔明

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あの諸葛亮孔明が現代の渋谷に転生??というなろうの異世界転生もののようなモチーフの本作は、現代の渋谷で出会った売れないボーカル英子に魅了された孔明がかつての頭脳を活かして英子の軍師として奮闘するお話。序盤の面白さは群を抜いていたがKabeあたりの回からだんだん勢いは減ってしまった感が否めない。やはり孔明孔明していないと面白さは半減しちゃうんだよな、英子とKabeの成長に焦点を置いた後半は孔明の出番が減った点がマイナス。それでもazaleaの七海との出会いとかはなかなか良かったし最終回もよくまとめられてた。なんだかんだPAは良いのを作りますね。

 


SPY × FAMILY

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隣国との戦争の危機を回避するべく暗躍するスパイのロイドは重要人物への接触のためその子供から攻めるべく擬似家族を結成、人の心を読めるエスパー娘アーニャ、本業は殺し屋の母ヨルの3人のお話。ギャグっぽくもあり掴みは面白い、ただし第一目標のイーデン校入学以降ちょっと尻すぼみな印象が。2クールアニメだが再開は秋からとのこと、覇権をとれるポテンシャルはある作品だけに2クール目からの展開にも期待したい。

 


くノ一ツバキの胸の内

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男禁制の女だけの里に暮らすあかね組のくノ一であるツバキは男に興味があるご様子、男とは一体どんなものなのか知りたいが里の掟は破れない、男を知らぬ女ばかりの住むあかね組のくノ一コメディ。基本的には短編構成で一回の放送あたり2話が放映される方式で、短編コメディとして十分楽しい作品。そしてなんと言ってもモブキャラが1人もいないため全員固有のキャラデザとCV付き。たくさんの女性声優の声を味わえる上に中でもベニスモモ、モクレンヒナギクの3人が萌女すぎる!!この3人と主人公ツバキとの絡みがなかなかに良い、この作品一番の魅力であろう。夏吉ゆうこ目的で視聴を開始したがかなり満足できる作品でした。

 

 

 

まちカドまぞく2丁目

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他に名作が多くあったからか、1期ほどの勢いは感じられないまま終わってしまった2期だが、なんだかんだでやはりまちカドまぞくだったなぁと思わせる出来、新キャラの伊藤彩沙の声も安定していたし、シリアス要素をきららおなじみの萌えギャグの中によく落とし込めていたのではないか(伸びを欠いたのはこのせいでもある気はする)。3丁目があるなら期待したい。

 

 

 

RPG不動産

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所謂エセ中世的RPG世界で不動産をやるというお話。妙に現実めいたところがあったりRPG世界的設定に忠実だったりなかなか見所はある。きらら作品なのでかわいいに全振りかと思いきや終盤は完全シリアスな回が続くので、え?そういう枠のアニメだっけ?ってなるが全体的には可もなく不可もなくといった感じか。

 


ヒーラーガール

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歌の力は確かに心を癒すとは思うが、まさか歌が本当に治療に役立つ医療行為である音声医療学として存在する世界線の物語を作ってくるとは…。手術室の端っこでなんか歌ってるし歌い出すと領域展開的なの起こるし、医療アニメというよりはミュージカルアニメって感じだった気がする。文化祭回はハルヒのGod knows…回を彷彿とさせる感じで私は好きです。

 


CUE!

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まあ、前期から比べても良化も悪化もなく可もなく不可もなくって感じ。冬クール総括時にも述べたようにやはり回によって当たり外れが多い。ブルームボール収録回なんかは割と良い回が多かったがそれ以外の回は微妙なところ、やはり声優アニメを観るならガーリッシュナンバーやそれが声優にいくべきなのだろうか、いずれ視聴を検討したいところ。とにもかくにもCUEはダイアローグを売り出すためだけのコンテンツだなぁと、曲は割と良いのが多いので聴いてみてほしい。

 

 

 

おにぱん!

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前田と富田出てるじゃん観るか〜っていう軽いノリで観た本作だが、付けてみたらど素人の声しか聴こえてこなくて困惑してしまった。調べたら主人公3人組はさくら学院上がりの元アイドルの15〜6歳のど新人が担当してるとのこと、なるほどね。鬼と人間が共存する世界で鬼のイメージアップを目指す鬼っ子3人組の話なのだが、ほとんど深夜アニメのノリなのにこれがおはスタ内で放映されてたというのだから驚き、昔のおはスタコロコロコミック系のアニメばかりだったのに…。決して面白いというほどでもないけど15分アニメだからこその速いテンポ感のおかげで観やすかった、ぼーっと眺めるのには最適。

 

 

 

このヒーラー、めんどくさい

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大西亜玖璃さんが主演でなければ間違いなく1話切りしてたであろう本作は、いわゆるいつもの異世界冒険者のテンプレに沿いつつも最初から最後まで微妙なギャグ的やりとりに終始していくという構成。ギャグアニメとしてはなかなか寒く、たまにフッと笑える程度ながら作業アニメにはぴったり、クソアニメと言ってしまえばクソアニメなんだけど私は嫌いではないですよこのクソアニメ。

 

 

 

というわけで今季はいつもより多めの15本の総括をさせていただきました、夏もアニメに真剣に向き合っていきましょう。

2022年冬アニメ総括

さてさて2022年冬クールアニメはなかなかに豊作揃いで良かったですねえ。スローループと明日ちゃんのセーラー服は神で〜、、、今季の間中ずっとはじまりのセツナを聴いていたような気がします。それでは総評へ。

 

スローループ

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今季の絶対的覇権アニメ、全人類必修です。

きららはやはりこうでないとというべきかわいい全開で押してくる神アニメ、小春もひよりちゃんも恋ちゃんも本当に素晴らしい、視覚的に強いのでキャプ収集が止まらなかった。そしてなんと言ってもCV.日岡なつみの萌女ボイスがですねえ〜。私はひよりちゃん同様あのミミズみたいなのが触れなくて釣りはフライかルアーしか…ってなってますがそもそも魚がさわれなかった…。小春'sキッチンには興味があるのでいつかは三枚おろししたいですね。

 


明日ちゃんのセーラー服

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スローループに並んで今季の絶対的覇権アニメ、下手したら2022年の覇権は明日ちゃんで確定かもしれない。原作絵がなかなか綺麗なことで知られる本作は作画がどうなるかってのが焦点だったけどヴァイオレットエヴァーガーデン超えただろってくらいの100億万点作画で一生狂わされてしまった。ストーリーを大まかに言うなら田舎の女子中学生たちの生活を覗き見るというものではあるが、とにもかくにも構成、流れ、作画の強さで咆哮が止まらない。最終回に至ってはなぜか一生泣きながら観てた、それくらいには訴えてくる神アニメ、言葉に表すのは本当に難しい、とにかくしのごの言わずに観なさい、全人類観てください話はそれからだ。

 


その着せ替え人形は恋をする

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令和に生まれ変わった俺妹と聞いてまさしくその通りだと思った。非オタ男とギャルオタ女のお話、俺妹のように兄妹ではなく同級生だが、ギャルオタ女にオタク道へと連れていかれる感じはすごく近しく思える。最後の方は早く付き合ってくれ、なんでこいつらまだ恋人同士じゃないんですかねえって感じで見てた。

 


怪人開発部の黒井津さん

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悪の組織を企業に仕立て悪の怪人を製造する過程をコスト管理などの企業経営的観点から面白おかしく描いた作品。実在するご当地ヒーローやご当地怪人がたくさん出てくるのが特徴的。ご当地ヒーロー何にも知らなくても結構楽しめた。まえかおさんが主人公なのも良い、ハマり役ね。ご当地ヒーローや怪人に詳しい人ならより一層楽しめそう。

 


ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜

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なんか面白いらしいという噂を聞いて視聴。警察機構がいかにブラックな業界であるかを伝えることを主要なテーマとしAパートBパートで別個の話をギャグを交えながらテンポよく展開するストーリーで非常に視聴しやすかった。実写のドラマもやってたらしいね。

 


異世界少女受肉おじさんと

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女体化だと??と聞いて即視聴。異世界転生したら男同士の友人の片方が女体化、それも美少女に、女神の呪いでお互いがお互いを好きになってしまう。元は男同士なのでBL的側面が強いが普通にギャグラブコメとしても十分楽しめる良作。女体化好きなら観て損はないです。

 


リアデイルの大地にて

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なろうアニメと向き合おうの思いで視聴。基本は前触れなく転生してしまったところからスタートするけど本作は前世に一切触れず、前世時代にやり込んだゲーム世界で無双しながらスローライフを送っていくパターン。展開も急ぎすぎず遅すぎずながらテンポ感よく視聴でき登場人物も程よい数でなかなか良かったと思います。

 


CUE!

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観ていたけど春クールも継続するらしいのでここでは保留。人数的にも1クールでやりきるには難しいのはそうなんだけど正直面白いかと言われると微妙としか言いようがない。いい回もあるにはあったが悪い回はとかく悪く当たり外れがある。同じ声優を描いたアニメを観るならガーリッシュナンバーそれが声優!を観た方がいいらしいのでちょっとこっちもあたった上で次クール終了時に改めてレヴューさせていただきます。

 

 

プリンセスコネクト!Re: Dive season2

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ゲームの方を全くやってないので正直最後までストーリーについてはよく分からない部分が多かったが、とにかく作画が強いしキャストも強い、絵と声だけで満足できるアニメ。終盤のバトル展開はなかなかに心躍らせるいい展開が素晴らしい作画で描かれていて良かった。

2021秋アニメ総括

あけましてニューイヤー、遅れはしましたがようやく秋アニメ観終わりました。今季は7本といつもよりちょっと少なめとなってしまいました。割と他のアニメ観るのに費やしてたら7本しか観れなかった挙句遅くなってしまいました。

 

先輩がうざい後輩の話

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2021年最後の覇権アニメ、楠木ともりさんにはチビやガキンチョの声が絶対に合うと思っていたのでこの役は本当に見事なハマり役だった。とはいえ私含め多くの視聴者にとって釘付けだったのは五十嵐武田よりも桜井風間の関係性だったはず!こいつらいつくっつくんだとヤキモキしながらもこの2人の関係性の進展に目が離せなかった。早見沙織さんの声はいつ聴いても素晴らしいし、堀江由衣さんのショタは最高なのです。

 


無職転生

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半年ほど期間をあけての第二クールも安定の面白さ、初めて1期を観たときから思ってはいたが世界観の構築がなかなか練っていて素晴らしい。エセ中世で俺強えのテンプレート構築前の作品ということもあり試行錯誤する様子が描かれたり出会いと別れがあり観ていて飽きない良い作りでした。そしてなんといってもエリスの成長著しさよ。あとはロキシーをもっと見たかった。

 


白い砂のアクアトープ

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前クールではがまがまがなくなるところまでを描いたが今クールではその後のティンガーラ就職後のお話。がまがま組の多くが飼育部配属になる中くくるはまさかまさかの営業配属で水族館を別の視点から見つめることに四苦八苦する様子や、くくるがいたおかげで水族館に新たな夢を見出し動き出した風花、結局はこの2人の物語なわけで出会いと別れのある物語は良いを改めて感じさせた。

 


大正オトメ御伽話

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右手の自由を失い千葉の山奥に隠居させられた主人公は自暴自棄になり何にも希望を持てずにいたが、世話役として買われた夕月との出会いを通じて暗闇の未来に光が差し込むお話。とにかく夕月が良くって、これぞ萌女(もにょ)!嫁にしたいですね。大正を舞台にしてはいるがのほほん系かなと思っていたが結構しっかり作られているし、そこ史実に基づいてくるんだという場面もあってなかなか良かったですよ。

 


やくならマグカップも 二番窯

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2期、早くない??でも、満足─────。

姫乃がますます成長していってやりたい陶芸を目指していく様が良いし、十子先輩と祖父の関係性はなかなか唸らせてくれた。実写パートではひたすら田中美海さんを拝みつつ多治見の町を1期に続いて改めて堪能させていただきました。

 


SELECTION PROJECT

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え、IDOLY PRIDE???これIDOLY PRIDEじゃない??とか言ってたけど終わってみたらばまあ悪くはなかったんじゃないですかねって感じ。とはいえセレプロのシステムは欠陥だし番組として機能してないだろ…。9-tieとしての物語はとても良かったのでセレプロの部分だけなんとかならないものなのか。

 


プラオレ!〜PRIDE OF ORANGE〜

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スポ根ものとしてはなかなか、及第点はつく出来だと思う。とはいえビクトリーダンスの要素は絶対要らない、入れるとしてもキャラクター達が劇中で実際に歌って踊るのではなく、イメージ的な挿入であれば良かったと思う。キャラデザがラブライブとバンドリっぽいと思ったけどこれクラフトエッグだからバンドリですね。

 

 

 

 

2022年もたくさんアニメと向き合っていきましょう。

就活生はアイカツ!を観るべし!

私の熱い就職活動、シュウカツ!始まります!フフッヒ

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22卒生はもう大半が就職活動を終えていることでしょう、23卒生は秋インターンインターンの季節ですね、みなさんいかがお過ごしでしょうか。就職とか考えたくもないですね、嫌で仕方がないよ。そんなみなさんには是非ともアイカツ!を観ていただきたい!アイカツはアイドル活動の略、よって就活と似たようなもん!というような単なるこじつけではなく、真剣にアイカツ!の視聴が就活に繋がると思うから言うのです。

具体的にどんなとこが似てるのよって?

まず簡単にアイカツ!シリーズのストーリーの構成について簡単に触れておくと、主人公およびその仲間達はアイドルの養成とプロデュースを手掛ける学校に入学し学園生活の中でアイドル活動を行う。いわば、芸能事務所と学校をくっつけて一緒にしたようなものだわね。女児アニメに欠かせぬ学園生活をアイドルアニメに落とし込んでいった本作では、アイドルアニメの良さと学園ものの良さがなかなか面白く融合していると思う。例を挙げると、学生生活を送る中で最も重要となってくるのが今後自分がどうしていきたいか、自分の進路について考えることだと思うが、これがアイドルとしてどのようになっていきたいか、芸能界における私の位置付けって?芸能界で活かせる私の強みは?というようにアイドルものに置き換えて自分の今後を考える場面が置かれていることだ。

これって就職活動にもまんま同じことが言えるわけで、自分が社会に出て何をしたいのか、社会で使える自分の武器は何か、こうした自己分析作業に本当によく繋がる話が多い。また、アイドルとして学園内で活動していく中で様々なオーディションが開催されており、これらは学園内外問わず各種さまざまなものがあり募集要項に沿えば誰でもエントリーできる。そう、エントリーシート記入とかあるんですよこのアニメ…。どんなアイドルを目指すのも自由、自分がやりたいアイドル像(劇中では主にモデル活動、女優活動、歌手活動、バラエティ出演などが描かれる)に向かって学園内でアイドルの学習や実践練習を積みつつ日々オーディションにエントリーし芸能界でのデビュー、仕事を掴むことに邁進していく。ちなみにオーディションも種類次第では面接とかもあります。もうこれ就活アニメだろ…。

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アイカツ!116話より、面接シーン

 

就職活動中の身としては本当に胸や胃が痛くなるような話も何度となくあるんだけど、やっぱり観ていて参考になるし乗り越えていく主人公達を見ていて早くこれになりてえと希望を抱ける。だから就活中の人だけでなく就活を終えた人にも観てもらいたいし、これから就活をするよって人にも観てもらいたい。全人類アイカツ!を観ろ!

 

 

 


最後にどんな話が心に残っていたかについて紹介してから終わろう。ここからはアイカツシリーズのネタバレにも繋がるしアイカツ!への感情が昂っていろいろ喋りまくってしまうので分かったよ観てやるよって人はもうここで読むのをやめてdアニメストアへGO!ネタバレにも寛容な諸君やもうアイカツシリーズ履修済みだわってやつや女児アニメ長いし観られんってやつだけ続きを読んでくれ。

まずは2ndシーズン途中から登場し3rd・4thシーズンにおける主人公となった大空あかりちゃんに関連するお話から紹介したい。

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↑私が一番好きなアイカツ!キャラは大空あかりちゃんです

 

 

1st・2ndシーズン主人公の星宮いちごに憧れてスターライト学園入学を希望したあかりは一度入学試験を不合格になったのち追加オーディションでようやく入学できた苦労人(まあわかりやすくいうなら補欠合格が近いか)。いちごが実家の弁当屋の手伝いをする際に用いていたしゃもじをマイクに持ち替えたことでアイドルとしての道が開けたというエピソードになぞらって追加オーディションにいちごと同じ髪型でしゃもじを持ってくるほどのいちごへの憧れぶり(正直このときの審査員がいちごじゃなけりゃ不合格だったと思う)。

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あまりの自分への憧れように関心を抱いたいちごはあかりにあなたが目指すべきスターは私ではなくあなただけの光を輝かせることだと諭す。いやあガチでこれなんだよな…。単なる好きや憧れだけじゃ入社できねえもん…。御社の製品が好き!御社の開発コンテンツのファンです!じゃあ人事には何も響かねえってのはこういうことなんすよね…。いちごの言葉を聞いたあかりは居ても立ってもいられなくなりいちごに寄せていた髪をその場で切り落とし、私だけの光を見つけてやると誓う。この私だけの光ってのがあかりが初登場する直前までのEDテーマのオリジナルスターの歌詞に通ずるものがあるんですねえ!!

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↑スターライト不合格を振り返るあかり

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↑あかりの憧れで二期までの主人公星宮いちご

 

 

そんなあかりちゃんは実質補欠合格なので入学してからはめちゃくちゃ苦労する。練習にもついていけないしアイドルデビューどころじゃない。補習合宿のアイカツブートキャンプに連れて行かれるほどだったがそれでもめげずに練習を重ねていく。そんなあかりにとっての転機は3rdシーズン主人公になってから(主人公補正とか言わない!)。

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↑新たなルームメイトのスミレと友人のひなき

 

 

新たなルームメイトとなった氷上スミレやオーディションで知り合った新条ひなきらとの交友を通して力をつけていったもののいざ自分がどんなアイドルを目指すべきなのかとなると分からない。私って何がしたいんだろう…と白紙のエントリーシートを前に思い悩むあかりの姿はまさに一就活生そのもの。

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私のやりたいこと、私の得意なこと、自分への対話をひたすらに繰り返していくあかり、ああもう書いていて辛いよこれ。スミレは歌を武器に、愛嬌あるひなきはバラエティへ、女優の珠璃といった同級生達の明確な目指すアイドル像を前に自分の目指すべき道が分からなくなる。本当にこういうときって考えれば考えるほどわけがわからなくなってすっかり筆が止まるんだよね…。結論から言うとこれを乗り越えた大空あかりちゃんはお天気キャスターの仕事を掴んでお茶の間の朝の顔となりアイドルとしてブレイクしていくきっかけを得るわけだが、本当にこの回は絶叫しながら観てたし泣いてた。あかりちゃん、お天気キャスター目指すってなったときに知り合いのつてを辿ってOG訪問的なこともしてるしガチでアイカツ!116話は就活回。

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今日のお空はどんな空?大空お天気の時間です!

 

 

 

続いてアイカツスターズ!より桜庭ローラと虹野ゆめのエピソードを紹介したい。無印シリーズの次シリーズにあたるアイカツスターズ!でも大まかな概要は変わらず、変化という変化もアイドル学校の舞台がスターライト学園から四ツ星学園に移り、登場人物達が一新されたくらいと言っていい。本作では序盤からセルフプロデュースというワードが飛び出し私はすぐに嫌な(良い)予感がした。学園にアイドルの卵として入学してアイドルの訓練をしながらどんなアイドルになっていくか自分で見つけて自分自身の力でそれをプロデュースしていけなんて難しすぎんだろ…。

というのはさておき、ローラの話をしよう。主人公虹野ゆめの主人公補正の前に敗れ続けた桜庭ローラはなんとしてもゆめに勝ちたいという野望を抱くようになる。ゆめに最初に負けたときに次は勝つとゆめにライバル宣言、猛特訓を積んでゆめに挑んだがまたしても敗れる。

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なぜゆめに勝てない…と悔しがるローラ、しかし担任からはそれで虹野に勝てると思っていたのかと問われ、ローラは担任の言葉が理解できなかった。ゆめに勝とうと思うことが間違いなのか??私じゃゆめには勝てないの??ローラは詰め寄るが担任は、お前だけの輝きがあるはずだ、それを見つけてそこで光輝けばいいと言う。なんなのそれ??やはりローラは理解ができなかった。結局ローラは一旦ゆめとも距離を置いて学園から離れて実家で修行を積むことまで決意した。学園から離れてもなおやはりローラは目指すべき場所がわからず悶々としていた。彼女にとっての転機は第33話『迷子のローラ⁈』でのローラにとっての先輩である白銀リリィの老人会慰問イベントでの付き添いだった。

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↑ローラとリリィ

 

最後の楽曲披露にてリリィが歌うわけだが、ローラは応援してくれている人のために歌うものなのだろうと思っていたので自分自身のために歌うと言ったリリィの言葉を理解できずにいた。実はここまでの慰問イベントでの働きぶりを謎の老人によって苦言を呈されていたのだが、そこで言われた前を見るばかりで余裕がないしお前自身がまるで輝いていないという言葉がここで繋がる。自分自身のために歌えるから自分が輝けるのであり、輝く姿を見られるから観客は感動するのだ。自分自身を感動させられないようでは他者を感動させようなど無理なのだ。謎の老人とリリィにこう諭され、ローラは担任に言われた言葉とここでの出来事が繋がった。そうか、これが自分だけの独自の輝き方かと。そうなんですよ、他者と比較したって意味ないんですよね。結局自分の長所や特技をアピールしようにもそれが得意な人なんてごまんといるわけで、仮に英語が得意ですってアピールしようにもネイティブ並みに喋れる帰国子女なんかが相手だったらまあ勝ち目ないわけで…。問題はそのアピール方法なんですよね…。このアピール方法こそがここで言われていたお前だけの輝き方なんだよってことです。アイカツ!って就活アニメだね〜。劇中ではこれをローラはgoing my wayだと表現していたがまさにこの通りでキャリア形成なんて人それぞれなんだよね…。どう生かすかはお前次第ってなわけで、いやまあそれを探すのが難しいんだよ…。

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↑自分の目指すべき道が見つかったローラの目には曇り一つない

 

ゆめちゃんについてもちょっと触れておきますか。第27話『小さなドレスの物語』にて虹野ゆめはあるとき先輩である白銀リリィと白鳥ひめに目標を尋ねられたとき、ひめ先輩のようなS4(平たく言えば学園トップアイドルの称号)になることだと語る。しかしリリィもひめもそれじゃダメだと一蹴。え??なんでダメなの??先輩2人に揃って否定された事実が受け入れられず周囲に目標を尋ねたり、過去のS4がどのような経緯でその座についたかを調べ出すことにしたゆめ。結論としては以下の写真のように決意を改めるわけですが…。

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ここでのポイントって単なる憧れ系ではダメで自分自身の目標を定めなきゃってことで、夢と目標と憧れは似てるようで全部違うよって話なんですね。まあこれは無印でのあかりちゃんでもやった話ではあるしこれはスターズでも結構重要な場面なので詳細は省くけど、ここでのゆめちゃんの行動の一つにすごい分かるわぁってのがあって今回はそれを一つ紹介します。自分の目標を否定されて不安になったゆめが周囲に目標を聞いてまわったのは自分と同じようなことを言ってる人を探すためで、自分と同じような人を見つけることで安心したかったわけだ。でも、結局考えたら自分と似たようなこと言ってるダメなやつ探してどうするんだよって話で、そいつはそいつでお前はお前なんだよって話なんだよな。それが分かってるのについつい不安になるとこういうことやっちゃうのはあるあるムーブの一つだと思う。宿題まだ終わってないやばい!まだ宿題終えてないやつ探そうみたいなのよくあるけど、そんなことする暇あるなら宿題終わらせろよって話で…。

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就活についても同じことが言えるわけでまだ内定貰ってないやつのツイートばかり漁ろうとするの本当に良くないよ。ああ、あいつまだ決まってないや良かったじゃないんだよな…。そしてそういうやつが決まった報告してるの見ると本当にガチで推しが結婚報告したとき並みのメンブレすることになるから本当にやめろ。

 


というわけで最後にとか言いながらめちゃくちゃ長くなったしむしろこっちが本編まであるわけだけどアイカツ!と就活は本当に通ずるものがあるので全人類観ろって話でしたおしまい。

 

2021夏アニメ総括

2021年の夏アニメも終わって1ヶ月ほど経ちますがようやく私が観ていた11本の視聴が終わったので遅ればせながらここに総括させていただきます。

 


ラブライブ!スーパースター‼︎

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おれたちの好きなラブライブ!が帰ってきた!まさに原点回帰とも言えるラブライブ!シリーズの新作、μ'sやAqoursが辿ってきた道のりを追うように出会い、結成、廃校の危機、挫折と努力をしてラブライブ優勝を目指す本作の唯一過去シリーズと異なる点は9人ではなく5人のところ、そのため過去作を思わせるキャラ達の役割を5人で担っている(例えば位置的には矢澤の後継者の平安名は希のように神社の手伝いをしている)。基本的にはもう何も言うことがない、μ'sやAqoursが、あるいは両方が好きだったやつはしのごの言わずに観ろ!原理主義はクソ!とだけ言っておきます。虹から入った人もこれが王道ラブライブやでってことでよろしくお願いします。

 

 

 

かげきしょうじょ!!

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素晴らしい、今期の覇権ですね。演劇もの、演じるキャスト陣たちもおそらく近しい経験をしてきているからだとは思うがやはり真に迫ったものを感じさせる、そして全体的な脚本も良く、全体としての構成のバランスの良さはもちろんその話単体で泣かせてくるものもあり良い緩急があったしこれは予科生たちが本科に行ってからの続編も観てみたいですねえ。

 


カノジョも彼女

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1話目でいきなり二股交際が始まる意味不明なハーレムアニメ、しかしそれが良い。ラブコメよりもギャグに振った内容といい登場人物達の役回りといいどれをとっても良かった。毎話何も考えずゲラゲラ笑いながら観てられる良作、渚ちゃんがとにかくかわいいね。

 


白い砂のアクアトープ(第一部)

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2クールアニメはまとめてやりたいとこだけど一部二部で綺麗に分かれた構成になっているので一部について軽くまとめておく。アイドルを辞め逃げるように沖縄にやってきた少女と廃館寸前の水族館をなんとしても継続させたい孫少女の出会いと成長の物語。夢破れし者と夢追いし者との対比やら新たな環境で違う輝きを見つけたり閉館が刻一刻と迫る現実に押しつぶされそうになったり本当に良い。あとは作画の安定感も抜群、良かった。

 


乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…X

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破滅フラグを回避したカタリナに次は何がくるのやらと思っていたが非常にはめフラらしい作りで安心して観ていられた。カタリナを巡る恋模様がより現実化していったほか、それぞれの登場人物のエピローグめいたものが描かれており次回の劇場版へ向けた良い繋ぎになったなあと感じた。

 


マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 2nd SEASON -覚醒前夜-

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1期が掴みどころのないなかなか分かりにくい感じだった一方で今作はなかなか見応えが強い。残念なのは8話しかないところ、これから始まる!ってところで最終回を迎えてしまって少し残念、次に期待。

 


不滅のあなたへ

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こんなに面白いのかという素晴らしい出来栄え、フシの成長していく過程といい出会いと別れ、どれをとっても本当に唸らされた。個人的にはグーグー達との関係を描いた中盤の話が本当に好きで、泣いちゃった。2期の制作も決まったようで、原作は観ていないので今後どのような展開があるのか楽しみ。

 


小林さんちのメイドラゴンS

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1期に続いて安定したメイドラゴンだった。いろいろな話が盛りだくさんに詰め込まれつつ程よいテンポ感で流れるように進行していく綺麗な仕上がりはさすが、これは全人類好み関係なく安心して見られるね。ラストも重くなりすぎず良い。

 


ひぐらしのなく頃に

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業の回答編、ああそういうことだったのかとあらゆる謎が回収されていく中で後半については賛否両論あるようで…。私は個人的には好きな方ですがいやこれはと否定的なまなざしを向ける人もままいるようで。こうするならこうしかないよなって感じの袋小路に閉じ込められてしまったような展開ではあったけど私はこれはこれでまあ悪くはないだろと、そう言いたいですね。

 


精霊幻想記

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お馴染みと言ってもいいなろうの異世界転生系、異世界転生ものは必ず魔術が使えるエセ中世世界に転生する決まりでもあるのだろうか?ほぼ声優モクで観てたけどこれ伏線回収する暇なくね??って思ってたら2期へ続くパターンぽい終わり方で、あーなるほどねと。楠木ともりちゃんのクソガキボイスが聴けるので2期製作はまだ発表されてないけどともり演じるラティーファの活躍機会が増えるなら観たいところ

 


女神寮の寮母くん。

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ただただエロいアニメ、毎話何かしらかのエロイベントが発生し視聴者の下半身を穏やかじゃなくならせる、主人公がショタということもありショタハーレムアニメと言ったところか。個人的には空気系日常系などのジャンルは食事しながら観られるゆったりさが魅力なのだが露骨にエロ要素のある本作は空気系の雰囲気を纏いつつもエロイベントが食欲減退を誘うので食事中はお勧めしません、性欲と食欲は同時に満たせないので。